髪質改善には興味があるけど髪の量が多いし硬いから効果あるのかな?
こんな疑問を持つ方もきっといるのでは。
きっと髪質改善をするとまっすぐになってツヤが出るというイメージではないでしょうか。SNSを見ているとそんなイメージしかわかないですよね。
来店前に想像していたイメージと施術後の結果が違うのは美容室あるあるですが、あまり後悔してほしくはないのできちんと疑問にお答えしたいと思います。
効果のほどは、ずばり、、
効果はあるが思ってるほどではない
という結果になるのではないかなと考えます。その理由を書いていきます。
髪質改善は多毛・剛毛・硬毛には不向き
髪質改善は基本的に髪の内部の補強を重視していて、ダメージなどで空洞化している髪内部をイミノ結合で埋めてくれます。
▼イミノ結合とは?
イミノ結合とは、一般に、アミノ酸と糖質が結合して形成される化合物を指します。
アミノ基 (NH2) グループとカルボキシル基 (COOH) グループが結合し、ペプチド結合を形成します。これにより、アミノ酸が結合して蛋白質を形成します。イミノ結合は、水素結合という弱い結合によって形成され、高温や酸性条件下で分解されます。
髪質改善によるイミノ結合はドライヤーやヘアアイロンでの熱処理により水分を飛ばすことにより、より髪の中で強固ものになってくれます。
内部が補強されるとダメージのせいでのうねりや広がりが収まる反面、髪が丈夫になりややハリコシを感じる髪に。
なので『髪が硬くて、多くてボリュームを抑えたい』と考えて髪質改善をする人にとっては100%期待通りの良い結果をもたらしてくれるとは限りません。
髪の傷んだ内部はきっちりと埋めてくれても、きっと一番の願いであるボリュームを抑えるというところは希望通りにいかないことがほとんどかと思います。
もちろん髪質や状態によるものなので、美容師さんとカウンセリングをした上で必要な施術を一緒に考えていくことが大切かと思います。
多毛・剛毛・硬毛さんでも髪質改善は無意味ではない
髪の毛の量が多かろうと硬かろうとヘアカラーやパーマ、もしくは熱処理などをすることにより髪の毛は傷みます。
傷みによって水分が失われてしまった髪はより硬さを感じてしまう手触りになるので、髪質改善により水分を維持しやすいようにすることは髪に柔らかさやしなやかさを与える上でとても重要です。
粗い網目の食器用スポンジよりも、水分が多く細い網目のケーキなどを想像していただければ髪の毛の内部のイメージができるでしょうか。
網目の細かさは個人差があるでしょうが、やはり目は細かく保水力のあるもののほうがしなやかな質感になりやすいですし、ホームケアでの効果もアップさせやすいです。
そういった意味でも多毛・硬毛の方でも髪質改善による内部の補強はおすすめです。
多毛・剛毛・硬毛で効果があるのは縮毛矯正?
もしもあなたが『髪のボリュームダウン』を希望して〈 髪質改善 or 縮毛矯正 〉を希望するのであれば、手っ取り早く効果を感じていただきやすいのは縮毛矯正の方です。
熱を加えてタンパク質を固めて髪の毛のクセを伸ばしてくれる縮毛矯正はボリュームダウンにはぴったりです。
ただし、使用する薬剤や熱の当て方によっては髪の内部を必要以上に傷めてしまい、結果的にダメージレベルの高い毛先が広がりやすくなってしまうことも。
縮毛矯正は美容室の施術の中でも非常にデリケートで難しい施術になるので、キレイにしてくれてその後もお願いし続けたい美容師さんがみつかるといいですね。
多毛・剛毛・硬毛に髪質改善の効果はあるのか?まとめ
個人的な見解では多毛・剛毛。硬毛さんが髪質改善を受けることについて
効果はあるが思ってるほどではない
と書かせていただきましたが、施術を受ける目的次第というのが一番の結論です。
髪質改善は髪質改善のメリットデメリットがあり、縮毛矯正には縮毛矯正のメリットデメリットがあります。それぞれの役割をしっかりと認識して置くことがとても大切。
もしも髪質改善に興味があるだけで特別な目的もないまま施術を受けようと考えているのであれば、一度ストップしていただいて、その先に何を望むのかを考えてから美容師さんに相談しましょう。
インスタグラムや各種ネットで見かけるような髪質改善後の髪はアイロンでキレイにした作り物が大半です
各美容室の髪質改善がどんな施術かは調べてくださいね
最後に変なアドバイスを残してしまいましたが、もし相談できる人がいないという場合は当店の公式LINEからぜひお気軽にご相談ください。
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