美容師をやっているとお客様から質問をいただくことがたびたびありますが、このような質問をいただきました。
リンスとトリートメントって何が違うんですか?
なんとなくでホームケアをしていると髪の状態に適したものが使えていないということがあると思います。
広く知っていただけるとホームケアの役に立つのでご紹介いたします。
ぜひ参考にしてください。
リンス、コンディショナー、トリートメントの違いは何?
- リンス、コンディショナー、トリートメントの違いってなんですか?
よくわからないまま使っているので教えて下さい。 -
各種作用する場所に違いがあります。
リンス < コンディショナー < トリートメントの順で髪の毛の内部に浸透しやすくなっています。
毎日のケアではシャンプーのあとにトリートメントを使用していれば間違いないのでおすすめです。
お客様にはこのようにご説明させていただきました。
せっかく記事にしているのでもう少し詳細を記載して、わかりやすくします。
各ケア剤の共通する機能
リンス・コンディショナー・トリートメントの浸透するレベルが違うとは言うものの、基本的な機能として共通するものがあります。
- 手触り改善
- 帯電防止
シャンプーで洗ったあとは皮膜等が剥がれていることがほとんどなので、きしみがでたり指通りが悪くなることがあります。
そういった状態から扱い髪へと手触りを改善してくれるものがシャンプー後のケア剤です。
カチオン界面活性剤がという成分がプラスの電荷を帯びたイオンで、髪に吸着しやすく柔らかさをもたらして手触り改善の役割を持ちます。
ゴワつきをなくしてふんわり柔らかにしてくれる洗濯の柔軟剤に似ていると思ってください。
各種ケア剤の浸透レベル
カチオン界面活性剤の効果により各ケア剤は髪に吸着し、それぞれの浸透可能なところで髪の毛を保護してくれます。
わかりやすい表現で説明すれば以下の通り。
- リンスは表面
- コンディショナーは表面とその裏
- トリートメントは内部まで浸透
言葉ではイメージしにくいかもしれないので以下の図をご覧ください。
上の図のように髪の保護成分が浸透してくれるのですが、キューティクルの表面側・キューティクルの裏側・仲間で浸透というレベルになります。
この他にもマスクやヘアパックといった種類のものもありますが、週1~2で使うトリートメントというイメージでいいと思います。メーカーによって表現が違うので今回は省きます。
リンスorトリートメント、何を使うのがいい?
ほとんどの人が何かしらの原因で髪にダメージを抱えていると思います。
まったくのバージン毛で濡れた時にきしみも絡みもないような方はリンスでもいいですが、ちょっとでも気になるという方の場合はトリートメントを選んでおけば間違いはないです。
トリートメントであれば図の通り髪の毛の中まで補修してくれますし、リンスの効果までしっかりと含まれているので大は小を兼ねるというい雰囲気でトリートメントをチョイスしてください。
注意点
製品の裏を見て「週に1回」または「週に2回」と書いてあるようなトリートメントはデイリーケアではなくウィークリーケアになるので、毎日使っていると保湿成分量と皮膜量が多くなってしまいベタつきや乾きにくさの原因になります。
しっとりと重くてぺったりするのは別なので適切な使い方をするようにしましょう。
まとめ
すべてのもので同じことは柔軟剤的な機能で髪の質感を柔らかくし帯電防止してくれ、おおきな違いは浸透レベルの差だと思ってください。もしくは補修レベルの違い、と。
そして「髪の毛のダメージケア」を考えるのであれば「トリートメント」を使用しておきましょう。
毎日内部までしっかりと補修して髪をいたわり、ツヤのある美しい髪を目指しましょう。
髪の毛のことで気になることなどがあればお気軽に相談してください。
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