年齢を重ねれば重ねるほど増えてくる白髪。
「昔はぜんぜん生えてなかったのに〜」とか「急に増えてきた〜」なんていう声をよく耳にします。
気になる白髪、あなたは対処をどうしていますか?

気になりすぎて月イチ染めてます



染めるほどじゃないから見えるところは抜いてます



抜かない方がいいって言われたから切ってます
こんな感じがほとんどではないでしょうか。
結論から言ってしまえば「白髪を抜くことはやめておきましょう」です。
その理由を書いていくのでぜひ読んでみてください。


白髪を抜くと毛根に悪影響?
白髪を見つけると思わず抜いてしまう人も多いかもしれませんが、実はそれは避けた方がよい行為です。
白髪を抜くと毛根に悪影響を与える可能性があります。
白髪を抜くと悪影響の理由とは?
白髪は年齢とともに現れる自然な現象であり、多くの人がその出現に悩むことがあります。
しかし白髪を抜くことは毛根に対して悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
白髪を抜く際に起こる潜在的な問題と、代わりに取るべきアプローチについて考えてみましょう。
白髪を抜くと、何が問題となるのでしょうか?
まず、白髪を抜く際には、毛根に対して強い力が加わります。これにより毛根や周囲の組織にダメージを与える可能性があります。
毛根は髪の成長と色素生成の中心であり、傷つけることは新しい髪の成長に影響を及ぼす可能性があるのです。
また毛根周りの血管にも影響が及び、栄養供給が減少することが考えられます。
さらに白髪を抜くことが頻繁に行われると、毛根自体が弱体化し新しい髪の成長が妨げられる可能性があります。
結果として、髪が薄くなったり、ハゲが進行したりする可能性が高まるのです。
- 毛根や周囲の組織へのダメージ
- 新しい髪の成長への影響
- 栄養供給の減少
- 毛根の弱体化による新しい髪の成長阻害
無理やり抜くとなおさら目立ってしまうかも
白髪があって目立ってしまうからと無理やり抜いてしまうと、毛穴自体を損傷させてしまうことがあります。
するとそれまでクセのなかった髪でもうねってしまうことも。
髪が伸びてくる毛穴が皮膚の中でうねってしまうこともあるので、通常のクセ毛と同じように出てくる髪の毛もうねります。


髪の毛を爪で挟んで引っ張ってクルクルになる遊びをしたことがある人もいると思いますが、それが毛穴で同じことがおこります。
まっすぐならちょっと気になる程度だった白髪がうねってしまったせいでより目立つということもあるので、抜かないことが賢明であると思います。
白髪を抜いたらハゲになるって本当?
白髪を抜くと、ハゲになる可能性があると聞いたことがある人もいるかもしれません。
それは本当なのでしょうか?ぜったいとは言えませんがハゲに繋がってしまう根拠はあります。
先ほど述べたように、白髪を抜くと毛根にダメージを与え、毛根の機能を損なう可能性があります。これが長期間続くと、新しい髪の成長が阻害され、頭髪の薄毛やハゲに繋がる可能性が高まるのです。
また、白髪の抜け毛は、その後の毛根の再生を妨げることがあります。毛根が損傷すると、新しい髪の成長が遅れたり、髪が細くなったりすることがあります。
これが積み重なると、ハゲの進行につながるかもしれません。
髪の毛の種の数は決まってる
もともと髪の毛の生えてくる回数は生まれた時点でほぼ決まっています。
毛穴の中の血管とつながるところを畑とするならば、髪になる毛根幹細胞が種で、一つの毛穴にある種は増えたりしません。
髪が生えて抜けていく毛周期(ヘアサイクル)というものがあり、種は予めこの周期が男性3〜5年/女性4〜6年で1周するように作られています。イカの頭を参考にしてください。


退行期になると血管とのつながりがなくなり髪は成長しなくなり、休止期では抜ける手前の髪が滞在しています。抜けるタイミング(脱毛)では新しい髪が滞在している髪を押し出して、成長期が始まります。
抜けた髪の毛根が白い膜のようなものに包まれているようなものは正常な抜け方で、自力で抜いてしまうとブヨブヨの毛包が抜けてしまうことがあります。これは毛穴の中を丸ごと抜いてしまっていることになるので毛穴を傷めていることになります。(場合によっては血が出ることも)
種が毛穴の中に残っている場合はまた同じ種から伸びてきますが、種ごと抜けてしまった場合は新しい種の消耗がされるので、未来に生えてくるタイミングよりも早く種がなくなるということです。
何度も抜いていると早く種を消費していくことになり、将来そこから髪の毛が生えてくることはなくなります。
ただし、個人差が大きく、一生困らないくらいの種を持っていたり、逆に少ないから早めに薄毛になってしまうこともあります。ぜったい生えなくなることや生え続ける保証はどこにもありません。
予備知識 薄毛が進行している人は成長期の期間が短くなっていることが原因
白髪の対処法
白髪が気になるけど、抜くのは避けた方が良いと分かったところで、どうすれば良いのでしょうか。
白髪や隠す方法や予防法などについては、以下の方法を検討してみることをお勧めします。
- 少量の場合は切る
- 目立つほどでないという場合は毛根を傷つけないように切ることがおすすめ。ただし2〜3センチに伸びてきた際に立ちやすくなるデメリットがあります。
- カバーアップ
- 白髪が気になる場合、カバーアップ製品やヘアカラーを使用して、白髪を隠すことができます。これは毛根にダメージを与えず、一時的な解決策として適しています。
- 適切なケア
- 髪の健康を保つために適切なケアを行いましょう。バランスの取れた食事、適度な運動、ストレスの管理は、髪の健康に良い影響を与えます。
- 育毛剤は血行促進等の効果があり、活性化させてくれるので白髪の発生を抑えてくれる可能性高めです。
- 専門家の助言
- 白髪の進行が気になる場合、皮膚科医や美容師に相談してみましょう。専門家はあなたの髪の状態に合ったアドバイスを提供してくれるはずです。
まとめ
白髪は抜くのは避けた方がいいということを記事にしてみました
白髪を抜くことが薄毛の原因になる可能性があることもあわせて理解しておきましょう。
白髪は自然な老化現象であり、抜くことが必ずしも良いわけではありません。毛根への潜在的な影響や薄毛のリスクを考慮し、適切なケアと対処法を選択できるように美容師さんにも相談してみてください。
またご自宅の入浴時に頭部の筋肉をほぐし、結構を促進してあげることも一つの予防法になるのでぜひ実践してみてください。