「パーマや縮毛矯正はしないんですか?」
という質問をよくいただきます。
または「そんなお店珍しいですね」とも。
美容室としてはたくさんのお客様の要望にお応えしたいと思ってはいるのですが、お店のコンセプトである「ツヤのある髪にする」ということから離れてしまうリスクがあることを考え、パーマと縮毛矯正をメニューから除外しました。
髪への負担を最小限に減らし、なめらかでツヤをもたせることのできる縮毛矯正を導入。より多くのお客様に喜んでいただけるよう、他ではできないツヤのある髪を提供できるようになりました。
パーマと縮毛矯正をやらない理由
美容業界の流行として「ブリーチを含むデザインカラーが増えたこと」により、髪のダメージレベルが部位ごとにバラバラになっている方が多くなっています。
ダメージレベルが同じ髪が固まっている場合であれば薬剤の塗り分けができるのですが、ハイライトやバレイヤージュなどの技術によりダメージごとに塗り分けることの難易度は高め。
薬剤の塗り分けは不可能ではないのですが100%満足をしていただける仕事をできるかどうかはお約束ができません。逆の結果を残してしまうこともあります。

画像のように明るいところと暗いところがグラデーションのようになっている場合、ハードルが高めです。
ブリーチもグラデーションがかかっているのでダメージレベルの判別も難しいです。

一部ですが赤く囲ったところがブリーチのところ。裾にいくほど広がります。
きれいに塗ろうとしても隣の髪の毛の薬剤がくっつく可能性も大です。

コチラの写真はわかりやすくブリーチ部分がパーツでしっかりと別れています。こういったパターンは比較的薬剤を塗り分けやすいのですが、細かく混じっている部分もあることを見逃せません。

赤いところは分けやすいのですが、黄色で囲ったところはブリーチが細く入っていて塗り分け難易度が高めです。
デザインによって難易度が変わることと、他のお店での施術歴は把握しにくいのでどんな落とし穴があるかわかりません。
パーマ系の薬剤をブリーチ歴のある髪につけることで髪の毛が過膨潤したりダメージ超過によってチリチリになってしまうこともあり、そういった大きなリスクになり得ることを考えました
一度チリチリになってしまった髪の毛は99%元に戻すことは不可能で、切らないとずっとざらついた感触が残ってしまいます。(まれに直ってくれるパターンもありますが、直す際にも少なからずのリスクを伴います)
ほとんどの女性は『髪をキレイに保ちたい』という気持ちで美容室を利用すると思います。そういった気持ちで来た美容室でハイダメージ毛になってしまったときの対応を考えた結果『パーマと縮毛矯正はやらない』という方向になりました。
Valuavitaly – jp.freepik.com によって作成された woman 写真を使用しています。
コンセプトは『ツヤのある髪を作る』こと

長くなりましたが当店のコンセプトである『ツヤのある髪を作ること』を少しでも盤石のものにし「三条で髪質改善をするならReturl hairだよね」と言っていただけるようになるためにメニューを絞りました。
ご要望が多々あることは承知しておりますが、こういった事情により当店のメニューのラインナップは構成されています。
パーマや縮毛矯正後のケアをするお店としてもご利用していただくことは可能になっているので、メインのお店のセカンドオピニオンのような目的でも使えるというふうに柔軟にお考えいただけると幸いです。
ツヤのあるきれいな髪を作るためにぜひ当店をご利用ください。
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